極めるなら今までで一番苦労したものを――自分を「クライアント企業の一員だと思って」広告運用をしている女性マーケター
こんにちは、ASUE株式会社広報担当のN村です。
本日はWebマーケティング課の佐々木円さんにインタビューをしました。
佐々木さんは昨年9月にアルバイトとして入社され、今年の2月から正社員としてWebマーケティング課で活躍しています。
ちなみに、ストレス発散方法は小さい頃からやっているダンスだそうです。
ASUE入社後はまだそのストレス発散にお世話になってないそうです\♡/
(ちなみに、バレエもやられていたからか立ち姿がとても美しいです)
新卒で入った印刷会社――5年目でマーケティング部へ
――佐々木さんは経験者としての入社でしたよね。前職までのことをおしえてください。
正確には、Web広告の運用代行自体を経験してきたわけではありません。
印刷会社に新卒で入社して5年くらいはメーカーの取り扱い説明書を制作する部署でテクニカルライターをやっていました。入社時から、マーケティング企画の部署を希望していたので、5年目に異動させてもらってから、本格的にWebマーケティングに取り組むことになりました。
BtoB向けのWebサイト企画がメインの業務でしたが、提案の際に覚えたてのGoogle Analyticsの数値をもとに、ユーザーの動向をクライアントにお話したらとても興味を持って話を聞いてもらえて……そのときに、デザインが綺麗とかかっこいいだけのWebサイトではなくて、しっかりとユーザーの目線に立った目的あるサイトを企画していきたいと考えるようになりました。
実は、当時はまだそんなにWebマーケティングの考えが社内でもクライアント側にも浸透していなかったんです。
だから社内で必要性を理解してもらうことには苦労していました。けれど直属の上司が、わたしがWebマーケティングを極めていくことを後押ししてくれて、「社内で唯一無二の存在を目指せー!」と言ってくれたので、それを信じて資格取得の勉強や効果がありそうなクライアントの案件に積極的に取り組むことができました。
――ASUE入社時にはウェブ解析士の資格を持っていらっしゃいましたが、それをとったのもその頃ですか?
そうですね。
クライアントからの信頼を得るためにも何か肩書があれば――と思い、Webマーケティング系の資格を探して取得を決めました。
実際にこの肩書を全面的に使う機会があるわけではないですが、資格を取る時点でいろいろ勉強できましたし、得られるものは多かったです。
――二社目では自社マーケティングの担当をされていた、とのことですが、どのようなことをされていたんですか?
二社目はシステム会社で、ECカートシステムを販売していました。そこで、自社マーケティング担当として販促全般任せていただきました。
新卒で入社した会社から転職した理由は、純粋に自分の実力を試してみたいという想いがあったからです。クライアントとのやりとりの中でも、Webマーケティングの必要性を理解してもらえることが増え、同じ分野でもっと裁量を持って挑戦したい!と考えたのと、せっかくであれば1社のサービスに向き合って経営にも入り込むような立場で効果改善したい――という想いで自社マーケティング担当の募集を探して応募したんです。
入社時点では、まだこれから販促に力を入れていこうという段階だったので、仕事内容はあまり決まっていませんでした。
なので、プレスリリースの作成、メルマガ配信、運用型広告、アフィリエイトなど、どれが自社サービスに効果があるのか販促費用の割り振りや年間スケジュールを元に効果改善をしていく必要がありました。
Webマーケティングの全体の考え方は今まで学んできたものの、それぞれの運用については自分で知識をつけながらという段階だったので、自分の実践した施策によってどういう結果が生まれるのか一つ一つ明確になるのが非常に勉強になりました。
――大変なことは何でしたか?
これから自社サービスの販促に力を入れよう!というタイミングだったので、マーケティング担当を置くこと自体が会社としては初めての状態でした。なので、わたしは入社してから情報共有をしたり相談する相手がいなくて……Webの情報やあまり数のない名古屋のセミナーなどでしか情報収集できなくて、そこがやっぱり大変でしたね。
何かを極めるなら、苦労したものを――リスティング広告運用者への挑戦
一人で黙々と施策に向き合うことへの限界
――いちからの自社サービスのマーケティング担当、とてもやりがいのある仕事なのでは、と思いますが、そこから転職を決意した理由を教えてください。
しばらく、自社のマーケティング担当として仕事をしていましたが、業務の仲間がいない、というのはやっぱり悩みでした。
自社マーケティング担当として、販促用の予算の中であらゆることを運用まで担当できて、本当にいい経験ができたと思っています。二社目に転職するときに考えていた「こういうことがしたい!」はしっかり叶えられました。
ですが、「必死で情報を調べて実践して、一通り自分でやってみる日々」に――1人で黙々と施策に向き合うことに人と話すのが好きなわたしは限界を感じてしまったんです。
サービスのチームメンバーにはとても恵まれていて話やすい方ばかりでしたが、それぞれ別の役割を持って動いていて、一緒に「あぁでもないこうでもない」と悩んだり、成功を分かち合ったりすることができず、「成功や失敗を共有できる環境」が大切だな、と改めて強く感じました。
また、いろいろなことを初めてなりに調べてひたすらやってみる――という中で、自分の知識が結局広いけど浅いとも感じていて、何かに特化した知識を自分のものにしたいという想いも強くなりました。
「仕事の結果を分かち合える仲間が欲しい」、そして「何かに特化した知識を持ちたい」という理由で転職を決めました。
自社マーケティング担当のとき、もっとも上手くいかなかったのが「リスティング広告の運用」だった
――何かに特化した知識を持ちたい、とのことでしたが、どうして「リスティング広告」を選んだんでしょうか。
今までの会社でやってきたWebマーケティングのいろいろな施策の中でもリスティングの運用が全然うまくいかなかったんです。
何か極めるならあの苦戦したリスティング広告のことをもっと知りたい!と思いました。
――かっこいい……。
ありがとうございます(笑)
それで、「リスティング 名古屋 採用」で調べてみたときに始めてASUEのことを知りました。
ちなみに応募の決め手は広告に追いかけられたことです。笑
アルバイトからASUEでのキャリアをスタート!?
数か月後に控えた結婚式
――佐々木さんは9月の入社時にはアルバイトとしての入社を希望されていましたよね。理由をうかがってもいいでしょうか。
私事ですが、入社数か月後に結婚式を予定していたので、平日に打ち合わせ等で休まなくてはいけない日が最初からそれなりの頻度で決まっていたんです。
正社員として入社するといきなり休みが多くなってしまってご迷惑をおかけしてしまう、と思ってアルバイトでの勤務を希望しました。
こちらの採用サイトからの応募でしたが、元々アルバイトの募集が制作課のアシスタントしかなかったため駄目元でしたが……。
結果的に、お休みの際にもチームのみなさんにすごくフォローいただいて、無事結婚式が挙げられましたし、「いい仲間がそろっている会社なんだな」と実感して、安心して正社員として入社させていただくことを決めることができました。
実は、面接のときに初回からいきなり安江社長と後藤常務で、一通りお話して楽しい時間を過ごした後すぐに「来週からどうかな?」と言っていただいて、非常に嬉しかったのですが――とんとん拍子すぎて「ブラック企業だったらどうしよう!!」という不安がよぎったのはすっかり杞憂に終わりました(笑)
――ちなみにあの日、代表の安江は「絶対に優秀だしASUEに合う人だから入社してほしい」と一回の面接での合格を決めたみたいです。
そうだったんですね(笑) ありがとうございます!
※基本的には2-3回の面接で内定をお出ししているため、佐々木さんのケースはかなりのレアケースです。
「クライアント企業の一員として」成果を出したい
――さて、前職時代はリスティング広告でなかなか成果をあげられなかった……とのことでしたが、実際に業務をされてみてどうでしたか?
自社マーケティング担当のときにはあまりうまくいっていませんでしたが、広告の運用に専念できているからか概ねいい感じかな、と思っています。
リスティング広告に限らず、Web広告は一つの集客手法ではあるものの、運用によってはお客様の売上に大きく貢献できます。
実際に広告の成果によってどのくらい売り上げが上がったかを実感しやすくて、やりがいもとっても感じています。
わたしは当然、代理店としてクライアント企業の広告運用をお手伝いする立場ですが、ただの代理店としてではなくその企業の一員だと勝手に思って成果を見ては一喜一憂しています。なので、成果が上がったとお客様から喜びの連絡をいただいたときはとても嬉しいですしやりがいを感じる瞬間ですね。
ただ、一員だー!と思いすぎて、逆に上手くいっていないときは休みの日も引きずるくらい落ち込んじゃったりします(笑)
――「クライアント企業の一員として」仕事をするにあたって、気を付けていることとかってありますか?
やっぱり、お客様との密なコミュニケーションをとることです。
成果状況のご連絡はもちろん、それに対して実際にお客様がどのように感じているのか、そして実際に売り上げに繋がっているのか――など、意識の共有をしっかりすることを心がけています。
ここをしっかりやることこそASUEの広告運用の強みなので、わたし以外のメンバーも心がけていることですが、これからも大切にしていきたいです。
クライアントの企業課題をより一層解決できる会社にしたい
――今後会社でどのようなことに取り組んでいきたい、などの想いはありますか?
お客様とお話しているときに、たくさんの企業課題が出てきます。
もちろん、クライアント企業の皆様には広告運用の面ではとてもご満足いただけてるように感じているのですが、お客様からでてくる企業課題にはもちろん広告だけでは解決できないようなものも多くあります。
今のASUEには、正直その課題を解決するための武器が少ないとは思っています。
これがやりたい!!というものが特別なにかあるわけではありませんが、お客様の課題を解決するための選択肢が増えるようなサービスラインナップをより充実できればいいな、と思っています。
これからの時代に必要なことが何か、お客様の売上アップにつながる最新情報を常にASUEから発信していきたいという想いでいます。
仕事と家庭の両立を――効率化と社内制度の活用
効率化のカギは1日の終わりに
――いつもほとんど定時に退社されているイメージです。秘訣などあれば教えてください。
毎日、終業時刻近くになったら、次の日にやるべきことをリスト化して、それぞれにどのくらいの時間がかかるかという予測を立てています。それをやることでスケジュールも大体組めるし、朝イチで「今日何やるんだっけ……?」と立ち止まる必要もなくなって考える時間が短縮できるから仕事スイッチが入りやすいなと思っています。
突発的なタスクの発生に備えて、余裕のあるスケジューリングも心がけているので、いろいろタスクが詰まってしまって忙しい……ということもあまりないようにしています。
家事の分担は「できるひとがやる」
――ご夫婦そろってフルタイムで働かれていますが、決めている役割分担とかってありますか?
二人とも仕事をしていると、どうしても帰りが遅い日が出てきてしまったりと(仕事面で)融通が利かない場面が出てくるので、家庭内では融通が利くように「家事はやれるほうがやる」というゆるいスタンスで、特に役割分担は決めていないんです。
相手が忙しい時期はわたしがやっておこうと思うし、逆にわたしが忙しければやっておいてくれて「やってくれてありがとう!」と思ってます。
二人とも忙しいのと、ちょっと会社からそれぞれ家まで距離があるので、できる限り毎日夕飯も家で……と思いつつ外食になってしまうことが多いのは悩みですね。
女性社員のキャリアップのロールモデルに
――今後の目標やキャリアプランはありますか?
ミヤタさんも以前インタビューでそんなことをおっしゃっていたのですが、女性のキャリアアップのロールモデルになりたいと思っています。
ミヤタさんが自社マーケティング担当になられたので、現在Webマーケティング課には女性が1人です。
若い人も多くてまだ結婚している人が少ないので、プライベートとの両立も含めて、その辺りのお手本というか……こういう道もあるよ!という一つの例になれればなって。
いつかは「ママ・マーケター」になりたい――という想いもあるので、子育てと仕事の両立も上手くしていきたいな思っています。
既に制作課で1人、産休育休をとられている方がいらっしゃいますが、現状Webマーケティング課にはまだいないので、テストケースになれればいいですね。
社内制度もしっかり活用しています!
――働く上で、この制度があってよかった!というものはありますか?
先日導入された「四半休制度」はとても便利なので、早速何回か使わせてもらっています。
――逆に、「こういう制度が欲しい!」というものはありますか?
先ほどの四半休制度がとても便利なのですが、フレックス制度など、1ヶ月の勤務時間を上手くやりくりできるようになると個人的にはとても嬉しいです。
あとは……在宅勤務制度もあると嬉しいです。
基本的に、チームのみんなと意見を交わしながら仕事をしたい!と思っているのでできる限り出勤したい!と思っていますが、女性特有の問題で出社するのはしんどいけど一日休むほどではない……といった場合に在宅勤務が許可されればなと思っています。
フルタイムの正社員で現在前例があるわけではないですが、パートの方1名が完全在宅勤務なのと、現在育休中の社員が復帰後在宅勤務も利用予定です。
会社としてまだしっかりと制度があるわけではないですがフレックスや在宅勤務の希望にも柔軟に対応していく予定とのことでした!
――ということなので、その辺で希望やお悩み等あれば上長へ相談してみるといいかもです。
(補足のN村…?) ありがとうございます!
――最後に、就活中の方にメッセージがあればお願いします。
男性女性関係なく働きやすい環境にしていこうという考えが浸透している会社です。
それが理想なだけではなくて、だれかが声を上げたら実現に向けてしっかり考えてくれる環境があります。
「自分が会社を変えるんだ」とか「お客様のために仕事ももっと良くしていこう」と貪欲に考えられる方、ぜひ一緒に働きたいです!!
ご応募お待ちしております!!!
この記事を書いた人はこちら
広報のN村
ASUE株式会社の広報担当・広報のN村。 2016年に彗星のごとく現れWebコーダーとして入社し、フロントエンドを担当した後、文才を見出され広報に異動する。業務中は大体鼻歌を歌っている。