多様な経歴を経てWebマーケティングの世界へ。Webマーケティング課ユニット長から見たASUEとは。
こんにちは。ASUE株式会社採用担当です。今回はASUEの中でも特に異色の経歴をお持ちの社員に過去の話を伺いました。Webマーケティング課に所属するイタリア出身のダリオ・ザンノー二さんは様々な紆余曲折を経て現在のお仕事にたどり着いたと語ります。多様なキャリアパスが謳われるいま、キャリアの長い先輩社員のお話を参考にしてみませんか。
2017年 前々職(海外貿易関連)で営業副部長兼マーケティング担当
2019年 前職(美容系商材)でマーケティング担当
2021年 ASUE株式会社入社
2022年 Webマーケティング課ユニット長就任
ダリオさんのX(旧:Twitter)アカウントはこちら
それでは、よろしくお願いします!
Webマーケティングに携わるまで
――まずは大学時代の話をお聞かせください。大学では何を学んでいましたか。
ダリオ:私は航空宇宙工学を学びました。昔から飛行機、宇宙、テクノロジーが昔から好きだったので、航空宇宙工学を選びました。宇宙飛行士にもなりたかったです。
余談ですが、ダリオさんは昼休みによくロケットの発射のニュースをYouTubeで見ているそうです。
ダリオ:また、大学時代には18歳の時に始めた水泳のコーチも並行して続けていました。子供に水泳を教えることがメインではありますが、保護者とコミュニケーションをとることも多く、社会人としての勉強になりましたね。
――学生とコーチ、2足のわらじ生活をこなしていたんですね。すごいです!
ダリオ:ありがとうございます。午前は大学、午後水泳のような生活をしていたので、大学はゆっくり卒業することになったんですけどね(笑)
――多忙な大学時代を過ごされていたと思うんですが、就活はどうだったんですか?
ダリオ:当時のイタリアでは、日本とは異なり大学を卒業してから仕事を探すのが主流でした(今はよく分かりませんが)。また、大学での学びを活かせる機械系エンジニアの仕事も、実態は泥臭い仕事が多いことは分かっていたので敬遠していましたね。
――そうだったんですね。その時はどうされましたか?
ダリオ:当時はそもそも仕事を見つけること自体も大変でした。なので、卒業してしばらくは自分のしたかった海外旅行をしていました。その中で、周りには複数の言語を操れる人がたくさんいるのに、私は1つの言語しか話せないという不便に気づいたんです。
ダリオ:そこで、フランスで語学留学をしました。3か月程滞在していたのですが、その間に今の日本人の妻と出会いまして、追いかける形で日本へ居を移しました。そのまま日本で現在に至るので、結局イタリアで仕事をすることはなかったですね。
――行動力がすごいですね。日本語を習得する前にいきなり日本へ行くのは勇気が要りそうです。
ダリオ:そうですね。日本に着いてからしばらくは日本語を学び、たまたま見つけた健康製品の会社でパートタイム勤務をしていました。そこでは、海外の製品を輸入するお仕事をしていました。
ダリオ:その次に見つけた会社で、フルタイム勤務を始めました。商材を海外に輸出する会社で、外国人社員が多かったですね。この会社では営業からマーケティングまで、幅広い業務を担当しました。世界中にクライアントがいるため、チャレンジングでしたが貴重な経験ができたんですよ。
――面白そうなお仕事ですね。ここでマーケティングのお仕事に関わるようになったんですね。
ダリオ:そうなんです。会社は日本にありながら、アフリカ、ヨーロッパ、オセアニア、カリブ海諸国など色んな国に顧客がいて、Web施策の重要性を体感できましたね。英語・フランス語・ポルトガル語・ロシア語の四つの言語で自社コンテンツを作り、それぞれの言語でSEO最適化を進めていました。
――顧客の層が広かったんですね。印象に残っている出来事などありましたか?
ダリオ:ザンビア(アフリカ南部の国)の将軍と商談したこともあって、印象に残っていますね。とても良い人だったんですよ。ザンビアの郵便局を通して商材を卸したこともあって、交渉力がついたと思います。なにより、普通に生きていたらまず関わらないような人とお仕事できたことは良い思い出です。
――ザンビアの将軍!想像もしていなかったワードが飛び出してきました。
ダリオ:(笑) 各国要人の対応もそうですが、そもそも国ごとにビジネスの文化や常識が全然違うので対応力がつきましたね。カリブ海諸国ではサービスの質が重要視されたり、ウガンダ、ケニア、ジンバブエなどアフリカ諸国は交渉力が強いのでそれに対応したり…気を付けることがたくさんありました。
Webマーケティングの仕事に携わってみて
――前職でWebマーケティングの業務に携わってきたとのことですが、もともとそういった分野に興味はおありだったんですか?
ダリオ:興味自体はありました。もともとSFの本が好きで、特にアシモフという作家の小説にマーケティングに関するテーマが出てきたりしてそこで興味を持つようになりました。
ロボット三原則の人ですね。*ロボットが従うべきとされ提唱された3つの原則のこと。「人間への安全性、命令への服従、自己防衛」から成る。
ダリオ:また若い時期にインターネット黎明期を経験したこともあり、Webを使ったビジネスの可能性みたいなものに対する漠然とした期待感も昔からありましたね。とは言ってももともと仕事にしようと思うほど関心を持っていたわけではなく、必要性に駆られてこの仕事に関わるようになったのも事実です。
――なるほど。もともとの興味と、前職での必要性がマッチして、Webマーケティングのお仕事に携わるようになったということですね。
ダリオ:はい。前職での経験でWebマーケティングの可能性をはっきりと認識するようになりました。ただ、前職では割と長く勤務していてそろそろ新しい仕事がしてみたいと思い、美容系の会社でマーケティング担当として転職しました。
ダリオ:ただそこでは、入社時の希望だった日本から海外へのマーケティングが出来ず残念でしたね。日本語をたくさん使わないといけない環境だったので、日本語に関してはかなり上達したと思います(笑)。
ASUE入社へ
――ここまでたくさんの経験をされてきたダリオさんでしたが、この次に入社した会社がASUEになるんですよね。
ダリオ:そうです!Webマーケティングの仕事をもっとしたいなと思っていた時に、ASUEに転職することを考えました。というのも、前職にいたときに広告運用のお仕事で商談した会社がASUEだったんです。
――そうだったんですね。そこから転職先の候補になったということで、どういったところが目に留まったのでしょうか?
ダリオ:商談をさせてもらった時の対応の良さが興味を抱いたそもそものきっかけになります。ですが、その後会社について詳しく知っていく中で、社長の「自分の家族や親戚に誇れるような仕事をしたい」という想いを強く感じ、それが1番の決め手になりましたね。実際に働いてみても、いい仕事をしようという気持ちが実際の経営施策に反映されているため、勤務を続けられているんだと思います。
――なるほど。それ以外にも働いてみて気づいた部分はありますか?
ダリオ:ASUEの企業文化としては、お世辞抜きでも、「素直で良い人たち」が集まっている印象です。困っている人がいれば手を差し伸べて協力するし、自分のスキルも常に向上させようとするポジティブな人が集まっていると思います。「頑張りすぎる」ことは必ずしもいいことではないしおすすめしないけど、改善点を継続的にブラッシュアップして自分の市場価値を上げたい人にはぴったりの職場なんじゃないですかね。
――めちゃくちゃほめていただきました(笑)業務の面ではどうでしょう。ASUE入社時インタビューでは、日本の商品の輸出など海外案件にも携わりたいとおっしゃっていましたが、実現はできましたか?
ダリオ:ASUEに入ってからは国内の案件がメインになりましたね。ただ、興味はまだあるので、チャンスを虎視眈々とねらっています。うちにも英語ができるメンバーが増えてきたので、海外案件も扱えるリソースも育ってきているんじゃないでしょうか。
ダリオさんの国際コミュニケーション力がこれからもっと活かせると素晴らしいですね。
これまでを振り返って~ASUEでWebコンサルタントとして活躍できる要因とは~
――これまで多様な経験をされてきたダリオさんですが、いまはASUEのWebマーケティング課にてユニット長の立場でご活躍されていますよね。今活躍できている要因はどういったところにあるとお考えですか?
ダリオ:ありがとうございます(照)。僕自身の素養としては、工学系の学問をやっていたこともあり論理的な思考ができること、分析ツールなどに慣れていたこと、また数字に強いことが挙げられると思います。ただ、業界の特性上、継続的なスキル習得、向上は欠かせないので日々の努力が出来ることも大事だと思います。
――論理的な思考力が根底にあり、向上心も持ち合わせているとなお良しということですね。
ダリオ:はい。ただ、学びたい気持ちさえあれば、キャッチアップして活躍することは充分可能なので、未経験だったり、文系出身の方もぜひチャレンジしてほしいですね。実際ASUEのコンサルタントとして多くの文系出身の方が活躍しています。
――なるほど。他にも活躍するために必要なスキルはありますか?
ダリオ:Webコンサルタントとしては、クライアントワークが分析業務と同じかそれ以上の重要性を持ちます。なので、顧客のビジネスを理解する能力、そしてコミュニケーション力が大切になります。もちろん入社時に完璧に出来ていなくても、入社後の頑張り次第でここも伸ばせると思います!
――ありがとうございます!ちなみに、多言語を扱えるダリオさんですが語学力が役立つ場面はありますか?
ダリオ:英語は、マーケティングの最新の動向を学ぶのにとても役立ちますね。LinkedInやX(旧:Twitter)などのSNS上には日本語のみではリーチできない情報が手に入るコミュニティがあります。また、GoogleやMetaなどの一次情報も英語ですし、情報がいち早く手に入る部分には大きな市場価値があると思います。ASUEでは英語が得意でない社員にも仕入れた情報を共有するようにしていますよ。
ダリオさんならではの強みを存分に活かしていて、非の打ち所がないですね!!
ASUEでのこれから
――ここまで、ダリオさんがこれまで行ってきたことをお伺いしてきましたが、逆にこれからチャレンジしていきたいことはありますか?
ダリオ:Webマーケティングのサービスの質と幅を一層強化させることが第一です。入社してから一貫してショッピング広告を強みにしてきましたが、まだまだ強化出来る部分があると思います。それに伴って、ショッピング広告に関する社内教育をレベルアップさせて会社全体のレベル向上に貢献したいですね。
――常に上を目指す姿勢、すごいです!最後に、ASUEに興味を持ってくださっている人へひとことあればお願いします。
ダリオ:ありがとうございます!ASUEには色んなバックグラウンドをもった社員が自分らしく働けている印象です。ただ、会社としては暖かい雰囲気なんだけれども、仕事では成長意欲の高く前向きに働きたい方が向いていると思います。あと、いずれ海外案件を引き受けられるようなメンバーがもっと増えるといいですね。ぜひぜひご応募をお待ちしています!
ダリオさん、ありがとうございました!
多様な経歴をお持ちのダリオさん。必ずしもWebマーケティングの業界に入ることを決めていた訳ではないものの、あくなき向上心でご活躍されている姿、とても印象的でした!
仕事も人生もどんどん向上させてきたいという成長意欲のある方、ASUEの採用方針や価値観に共感していただける方、ぜひ応募をご検討くださいませ。
この記事を書いた人はこちら
ASUE株式会社採用担当
運用型広告(リスティング広告、SNS広告)の運用代行とWeb制作を行うASUE株式会社の採用担当です。 ASUE株式会社の採用についてのお知らせやインタビューを掲載します。