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見えないものを見る力――校長先生から学んだこと

こんにちは、ASUE株式会社広報のN村です。

今日はわたしが朝礼でお話した内容をご紹介します。

高校のときの校長先生のお話、「見えないものを見る力――それが宗教なんです」

わたしは中高一貫の学校に通っていたのですが、わたしの母校には”名物”といえるような校長先生がいました。
キリスト教の学校だったので神父様が校長先生で、話がとても面白く、生徒たちから大人気の先生でした。

高校三年生になると毎週校長先生の授業を受けられましたが、高校二年生までは終業式や始業式でしか話を聴く機会がなかなかありませんでした。
その中で、ある終業式で聴いたお話がずっと心に残っています。

神父様だったので、お話する内容はキリスト教の教えに最終的に繋がるようなことだったりするのですが、その日聴いたお話はこんな内容でした。

みんなが今履いている上履きのことを考えたことがありますか?

こんなような導入からそのお話は始まりました。

みんなはいつも学校では上履きを履いていて、踵を踏んだり、雑に扱っている人もいるでしょう。

では、みなさんは上履きがどのように作られているかを考えたことはありますか?

文章に起こしてみると説教っぽく聞こえるけれど、いつもの優しい声で先生はそう仰いました。

上履きを作るには、きっと何人もの人の手がかかっているでしょう。
ひょっとしたら、海外の安い工場で、若者たちが汗水を流しながら働いて、生産されているものかもしれません。

使っている側からすれば、ただの上履きで、日常的に使う自分の持ち物で、乱雑に扱ったって構わない、と思っている人もいると思います。

ですが、今目の前にあるものが「どのように作られたか」――その「目には決して見えない部分」を見て、想いを馳せて、そうすれば踵を踏んで履くことをやめる人も増えるかもしれません。

目に見えるものの奥には、目に見えない部分があります。

その「目に見えないもの」を「見る力」を養うことこそ、宗教の本質なのです。

当時聴いていたときは、ところどころ交えられた笑いどころで笑いつつ、最終的なオチの部分を「ふーん」くらいに思っていました。

でも、社会人になった今、わたしはこの話をときどき思い出すのです。

 

見えないものを見る力は仕事においても必要な力である

先ほどの先生のお話は、恐らくいろんな講演でお話されていた内容で、例えが上履きだったのは生徒たちが自分事として聴きやすいから、なんなら生徒指導(身だしなみを整えよう)のような意思もあったかと思います。

でも、社会人になった今、改めてこの話の本質である「見えないものを見る力」がとても大切である、と感じています。

わたしの業務は、採用広報や社内広報がメインで、採用サイトの改善やコンテンツの制作、社内広報サイトの運用を行っています。
それらのわたしの業務はもちろん、ASUEの他のメンバーが行っている業務である「Web広告の運用代行」や「サイト制作」――どれをとっても、目の前にあるパソコンの向こう側にいるユーザーのことを考えないといけないでしょう。

どうすればクライアント企業のお客さんが買ってくれるか、利用してくれるか、使いやすいか。

それは決して普通には目に見えるものではないけれど、数字を見て分析したり、自分でも体験してみたり、いろんな形で”見る”ことができます。

その見えないものを見て、そこから何をすべきか、何ができるか、いろいろな施策を考える。

わたしたちの仕事はもちろん宗教とは関係ないけれど、「宗教教育」としての先生のお話が今のわたしの中にも沁み込んでいて、改めて大事にしていきたいなと感じたのでした。

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広報のN村

ASUE株式会社の広報担当・広報のN村。 2016年に彗星のごとく現れWebコーダーとして入社し、フロントエンドを担当した後、文才を見出され広報に異動する。業務中は大体鼻歌を歌っている。

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