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大手印刷会社からASUEへ――運用型広告も経験したWebデザイナー!

こんにちは、ASUE株式会社の広報担当のN村です。

今回は、制作課課長の柴田貴文にインタビューしました。ちなみにたかひろって読みます。入社以来広報になるまでずっと直属の上司でしたが、漢字と読みで未だに混乱します。

口癖は「いーよー!」の柴田

DTPディレクター/デザイナーから大手印刷会社のWebデザインとフロントエンドマークアップの仕事へ転職

22歳から印刷会社でDTPオペレーターとして1年、DTPディレクター/デザイナーとして5年ほど勤めました。
当時はWebではなくDTPだったので、今とは勝手も違いますが、デザインの基礎はそこで叩きこまれたと思います。自分でも時間があればチラシのデザインをトレースしたりして、勉強していましたね。

その後、友人の誘いもあって、大手印刷会社に転職しました。
そこで初めて、Web制作の部署に入ってWebデザインとフロントエンドのマークアップをやっていました。

前職時代の悩み

当時、ディレクターが技術的なところを知らないのに、ホイホイと修正を請け負ってきてしまう……というのが悩みでした。「作業者のことを考えられるディレクターになろう」とその時決意しました。
サイトの運用保守料金範囲外の内容だったり、技術的に難しい部分だったり、できたとしても工数が多くかかったり……というのを二つ返事で受けてきてしまう、ということが何度かあり、仕事の負荷はかなり大きかったです。
当時の自分の仕事が今よりも遅かったこともあって、朝まで仕事をしていたこともよくありました……デザイナーの上司は自分の仕事を終えても朝まで付き合ってくれたりしたので、自分がゆくゆくマネジメント的な立場になったときは、もちろん朝まで働かないような環境を作りたいなとも思ったけど、忙しくて遅くなりそうな部下や後輩を手助けできればいいなと思いました。

あとは……コーディングを始めた当初、JavaScriptやjQueryで安易にライブラリを使うな……と教えられたのも大変でしたね(笑)
……でも、おかげで自分で考えて書くような癖が身についたので、当時は「ライブラリを使えば簡単にできるのに…」と思ったこともあるし大変だったけど、今となっては感謝しています。

ダメ出しされなくなって仕事への向上心が薄れてきた――その頃に、高校の同級生からLINEがきた

転職して2年くらい経った頃に、社内でも頼られることが増えて業務上のダメ出しをされることが減ってくる……ということがありました。

特に、一番いろいろアドバイスやダメ出しをしてくれていた人が退職してしまったので、業務上のダメ出しをされることがかなり減ってしまって、仕事に対する向上心が落ちたり「これならOKが出る」とまだやれることがあるのに慢心してしまったりと、「このままだと成長できない」と思うようなことが増えました。

ちょうどそんな頃に、高校時代の同級生2人からLINEで連絡がきて――それが安江さん(※弊社代表)と後藤さん(※弊社常務)でした。
今日の夜暇?」って(笑)

それぞれほぼ同時に別々に送ってきたんですよね。本人同士も同じ会社なのに知らずに連絡をとったみたいで……特に後藤さんとは高校と中学校の同級生で(部活も同じバスケ部)、お互いのことをよ~く知った仲だったので、オフィスのすぐ近くにある居酒屋に会いに行きました。そこで二人から、「ちょっと助けてくれないか?」と打診を受けて、翌日には会社の上司に内々に辞める意向を伝えていました。
新しい環境に身を置きたかったこととか、元々人の頼みをあまり断るタイプではなかったこととか、理由はいろいろあるけど、一番の理由は個々にある程度の裁量を与えてくれる環境福利厚生を充実させていこうという会社の姿勢、人を思いやる心が伝わってくるところに惹かれたからです。

前職の仕事で、無理な仕事がデザイナーに回ってきて必死で仕事をして、社員が疲弊しないような環境を作れるようになりたい――という想いがあったんだけど、安江さんや後藤さんから聴いた内容とか目指していることが、僕がこういう風にできないかな……と考えていることと合致していて、いいなと思いました。
もちろん、当時まだ創業して二年程度で、メンバーも少なかったりと大変な面も多いだろうな……とは思っていましたが、誘われたときは実際、ほぼ二つ返事で決めていました。帰宅後に妻にも話したら「いいんじゃない?」と言ってもらえたのも、ありがたかったです(笑)

ASUEの強み「広告から制作までワンストップ」を活かすために――今のままでは駄目だと感じてWebマーケティング課への挑戦

前職時代も、会社でネット広告の運用代行等を行うWebマーケティングの部署はありました。
ですが、制作部署とWebマーケティング部署同士の連携はあまりなく、広告が関係する案件でも、要件を最終的にデザインや最終的にLP(※ランディングページ)として形にしていくことは求められていましたが、改善等は言われたものを直す……というような状態でした。

ASUEに入社して驚いたのは、部署間のコミュニケーションが活発で、広告ページの改善もASUEが制作したものでなくてもどう直したらいいのか、広告チームだけでなく制作メンバーも含めて意見を出し合う場面があったことです。

入社当時、元々制作のマネージャー的立ち位置だった方が次のキャリアに向けて退職されることが決まっていて、新人デザイナーの育成等のマネジメント的な部分も社内では期待されていたんですが、そうやって広告チームと連携をとってクライアントのWebプロモーション戦略の全体をしっかり見通した動きをしているのを見て、「今の知識じゃ自分もASUEでWebデザイナーとしてやっていく上で足りていないのでは――?」というのを感じました。

入社後しばらくは無理でしたが、僕以外のメンバーでも制作課が回るな――と思えた頃に、一つの挑戦をすることを決めました。

未経験だった運用型広告への挑戦――制作物のクオリティを高めるために

安江さんや後藤さんに「Webデザイナーとしてのステップアップのためにも運用型広告を一度やってみたい」と相談したら、「え!?いいじゃん!!」って言われました(笑)

自分が本来目指すゴールはASUEの制作物のクオリティをより高めていくことだから、ずっとWebマーケティング課にいるわけにはいかない――と思っていたし、会社としても僕に求めているのはサイト制作時のディレクションやデザインがメインだったので、1年という期間限定のWebマーケティング課への異動が決まりました。

人の心理をイメージしながらパズルをはめていく感覚――デザインで好きなところと、Webマーケティングの共通点

わかってはいたけど、就職以来8年くらいかな――ずっとデザインをやってきたので、業務は当然慣れないことばかりでーー。
Google Analyticsとか、今までも見てはいたけど、いかにちゃんと見れていないかを改めて思い知ったり――デザイナーとしてのスキルが落ちるのは元も子もないので、クライアントワークや社内で必要なデザインとかも数はかなり絞ってはいたけど並行して続けていたので、実際かなり大変でした。

ただ、僕がデザインで好きなところが「人の心理をイメージしながらパズルをはめていく感覚」なんですけど、マーケティング自体もやり方はいろいろ違うけれど結局ユーザーの心理を考えていく――という点では似ているんだなって思ったし、さらにデザインで考えていた部分以外のところを考えるようになることができたのがWebマーケティング課での収穫としては大きかったと思います。

1年という期間は長いようで短くて、そこはデザインも一緒だけど、トレンドの移り変わりが激しいから、あの時の1年間の知識ではもういい運用はできないと思う。
けれど、分析力や運用型広告の基礎的な知識はかなりしっかりと身についたから、やれてよかったなと思っています。基礎がわかってる分、新しい情報も多少は追えるしね。

元々デザインをするときに気を付けていた「分かりやすい、伝わりやすい、読みやすい、使いやすい。」を広告で得たものと一緒に生かし続けていければいいな、と思っています。

制作課メンバーは3枚ディスプレイで仕事しています

社内全体から頼られる男に――ここまでなんでもやる予定じゃなかったけど(笑)

デザイン、フロントエンド、ディレクション、サーバー管理、ハード機器のメンテナンスや管理、広告運用、マネジメント……ASUEに入ってからたくさんの役割を担ってきたんですよ。
こんなになんでもやる予定じゃなかったんだけど……(笑)

サーバー管理やハード機器のメンテナンスとかもやってるから、何かあると「しばたかさーんっ!!!」って言われます。安江さんとかすぐに「しばちゃ~ん!!」って甘えてくる……普段は柴田って呼ぶのに、都合のいい時だけ(笑)
困ってる人を助けられる人でありたい――っていう気持ちがあるから頼ってもらえるのは嬉しいんだけど、最近ようやくその辺の業務を他の社員に引き継いでもらったから、今までも勉強は当然しているけどSEOやWeb解析をもっとしっかり武器にできるようにしていきたいです。

今、ASUEの強みは運用型広告の知識をちゃんと学んで持っているデザイナーが役職者として二人いて(※詳しくはWebデザイナーナナミチのインタビューをご覧くださいませ。)、広告と合わせて運用できることだと思うので、より改善したり提案をしたりするための技術や知識を身に着けたり高めたりして、ASUEの制作は作るだけで終わらない、広告と合わせてしっかりと運用をやっていく――っていうのを今以上にしっかり形にできればいいなと思います!

好きなことを頑張れば、知らない間にいろんなものがくっついてくると思う。

ASUEはやりたい!と声をあげれば、結構すぐに「いいよ」って返事が上から返ってきます。
僕も実際、制作チームのみんなから「○○だから××したい」って言われたら大体「いーよー!」って返してます。

部署内での話なら、いいよ!と言ってあげられるし、社内全体の話でも、僕がWebマーケティング課に異動したように、結構いい返事がもらえるんじゃないかな…そういう会社だと思ってるし、ASUEはこれからもそういう会社でいたいと考えてるから、とにかく好きなことや続けられることをしっかり頑張ってみてほしいなと思います。突き詰めていけば、知らない間にいろんなものが自分にくっついてると思うから。わかんないけど(笑)
マネージャーとして、そうやって頑張る社員の後押しができればいいな。

今就職活動だったり、違う業界に転職して挑戦しよう……って思ってる人も何かをしっかり頑張って形にしていけば、自ずと結果もついてくると思っています。

――柴田さん、ありがとうございました。
Webデザイナーとして転職先をお探しの皆さん、ぜひASUEへの応募を検討いただければ嬉しいです!

この記事を書いた人はこちら

広報のN村

ASUE株式会社の広報担当・広報のN村。 2016年に彗星のごとく現れWebコーダーとして入社し、フロントエンドを担当した後、文才を見出され広報に異動する。業務中は大体鼻歌を歌っている。

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