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「社員同士の仲も良くて、風通しの良い職場です。」――風通しの良い職場って結局なんだろう?

わたしが就職活動をしていたのはもう何年も前だが、その際これでもか――というほどいろいろな職場できいた言葉がある。

うちは社員同士の仲も良くて、風通しの良い社風です!!

どんな社風ですか、社内はどんな雰囲気ですか、どんな社員が多いですか――という使い古され続けた質問を就活生がすると、決まって判を押したようなこんな言葉が返ってきた。

風通しが良い――窓がたくさんあっていつもさわやかな風が吹き抜けているのだろうか。否、そういうことではない。
ここで言う「風通しの良い」はもっと精神的なことであろう。

さて、世間では悲しいことに、やれパワハラだなんだというものが横行している。由々しき事態だ。
別の職場に勤める友人に聞けば、風通しの良い職場とは程遠そうな企業も結構多い。「”暗黙の了解”で月曜日と金曜日は休めない」とか「先輩の機嫌を損ねると仕事を干される」とか、平成が終わり、令和という新時代になっても変わらないものは変わらない。

ということで、今回は「風通しの良い職場」についてお話したいと思う。

写真はイメージです。

「風通しが良い職場」とは?

風通しのいい職場、を公言している会社は前述の通りたくさんある。

まあ、人手不足と言われているこの時代に率先して「弊社は風通しが悪いです!」なんてことを言う会社も人事もいないだろう。

さて、一般的に「風通しがいい」と言われるのはどんな職場か。

大抵の人が想像するのは「社員同士がフラットな関係で、先輩や上司であっても自分の意見を言える環境」なのではないだろうか。

では、そんな職場はどうやったら作ることができるのだろうか――。

“風通しの良い職場”はどうやって作る?

ASUEは「風通しの良い職場」を目指している。
そして、実際に、「風通しの良い職場」と言えると、3年間働いたわたしは思っている。

ここが社内の風通しの良さに繋がっているんだろうな、という点をいくつかご紹介したい。

理念/カルチャーの浸透

ASUEでは実は、去年1年間で社員の人数がかなり増えた。

……と言っても、ASUEの採用方針は「”いい!”と思える人が来たら、いつでも採用する」という方針であり、逆に「ASUEとは合わないのでは」という結論に至れば、優秀な人であっても採用しないことだってある。多分。
そういう感じで採用を行っているから、採用強化しています!一気に何人増えた!みたいなことはなく、この1年間程度でじわじわと10人程度社員が増えたなぁ、という感じである。

現在、ASUEの社員人数は約30人。
ずっと20人程度で人数が停滞していた頃はもう少し、みんなの足並みがそろって同じ方向を向いていたのかもしれないが、30人もいると、別に全員が完璧に同じ方向を向いているわけではない。
別にASUEは軍隊ではないし、もちろん、同じ方向を向いていなければいけないわけではない。

ただ、人数が増えた!と感じたこの1年間を通して、少し社内の雰囲気が変わったと感じることがあった。

それはポジティブな意味でも、少しネガティブな意味でもである。

元々、もう少し人数が少ない頃、代表の安江の大らかさもあってか社内の雰囲気全体が大らかな雰囲気だったし、良くも悪くも少し大雑把な面があった。

人が増えて、自社マーケの部署ができた。
以前より、自社の数字の動きをよりしっかり見るようになって、少し社内の雰囲気がピリっとした。

これはポジティブな方だ。

もう一つが、カルチャーや理念の浸透がし切れていない、という問題だった。

これがネガティブな方。

先ほども言った通り、別に全員が完璧に同じ方向を向いている必要なんてない。その状況はきっと「風通しの良さ」に繋がらないだろう。

ここで言いたいのは、末端の考えの話ではなく、それぞれの根底の「どういう姿勢で仕事に臨みたいか」というスタンスの部分である。

その部分を、新しいメンバーが次々増えてくる中でいまいち共有しきれていなかったのである。

経験ありの優秀なメンバーが多かったために、小さなズレがある状態で、役職を持つメンバーもいた。そうして、ズレがどんどん大きくなったのである。

そこで、会社として「まず会社の理念やカルチャーをしっかりと知ってもらって、できれば共感してもらいたい」ということで、どんな想いで創業したか、そういう部分を代表の安江から聴く時間を作った。

また、今年会社のビジョンを設定したときは、ユニット長以上の社員同士が話し合って決めた。

毎週月曜の全体朝礼では、ユニット長を中心に会社の理念等と絡めた仕事の話を共有する時間を作った。
ちなみに、ここについては元々、部署ごとの朝礼で似たようなことをずっと行っていたが、理念やカルチャーがしっかり浸透し、業務時間確保のためにしばらくやらなくなっていた。社員が増えても復活させないまましばらく過ごしていたため、ズレが出たように思う。

最近、社員それぞれが自分の言葉で会社のことを話せるようになってきた。

ようやく、向いてる方向が同じだと思えるからこそ生まれる、”風通しの良さ”ができたのではないかと思う。

制度の充実化

次に、上司や他の社員と積極的に意見を交わしたり、上申できるような時間を作った。

その一つが、先日ブログで紹介した「部門間ランチ制度」である。

部門間でのコミュニケーションを活発にしよう――部門間ランチ制度
部門間ランチ制度の詳細はこちら
 2019年5月28日部門間でのコミュニケーションを活発にしよう――部門間ランチ制度

大体の人が心当たりがあると思うが、「何かあったら何でもお気軽に言ってください」と言われたところで、人って案外言わない。
「なんでも質問してね」と言われて、質疑応答の時間があっても質問する人なんて数人だし、それでいてアンケートに「〇〇について知りたかった」とか書かれたりする。いや、質問しようよ。

というぼやきは置いておいて、そんなこんなで意外と人って思ったことを口にしない。

何かあっても、それを話してもらわないことにはこっちだって変われない。
ということで、大人数では意見をあげにくくても少人数ならどうだろう……ということで、ちょっとしたことを相談したり意見を言ったりできる制度として作ったのがこの「部門間ランチ制度」だ。

詳しくはリンク先の記事から見られるが、新入社員がいろんな人と交流する場にもなっていたり、この制度がきっかけで空気清浄機を会社が購入してくれたりと、社員が希望を伝えやすい環境を作ることに一定の効果を感じている。

いくら普段から個々でコミュニケーションをとって、話しやすい雰囲気を先輩や上司が作っていたところで、「相談できる時間」そのものがないと細々としたことって言い出しにくい。

だから、会社としてこういう制度を作ってくれたのはとてもありがたいことだなと感じた。

制度導入のスピード感

さて、大抵どこにでもあると思うが、ASUEでは月に1度上司と面談をする。上司との面談ぐらいどこにでもあると思うから、そこについては言及しない。

広報には直属の上司が存在していないので、広報になって以降わたしは代表の安江と毎月面談を行っている。

ということで、6月頭に行った面談で、信じられないことが起きたので、そのお話をここでしたいと思う。

N村

わたし、気付いちゃったんです。

2019年6月。
社内ではミュージカルオタクとして知られるわたしは、一つの悩みがあった。

ミュージカル「レ・ミゼラブル」名古屋御園座公演が、すぐそこまで迫っていた。当然、わたしは行きたい土日のチケットを確保していたし、有給休暇をとってでも観劇しようと平日の公演も何枚か持っていた。

さて、平日の夜公演は18:15スタートだ。

ASUEの終業時間は18:30、一日有給か13:30に帰る午後半休をとらない限りは観に行けない。

そして、わたしは気付いてしまった。

N村

そんなに休み要らないんだけど……

そう、休みが多い。

わたしは別にたくさんの休みがほしいわけじゃない。
オタクとして、1人の趣味に全力投球する人間として、効率的に休みを取りたいのである。

有給休暇は有限である。

その有限性は時にわたし達を翻弄する。
何が何でも使い切りたいわけではないが、オタクに残された時間は短い。オタクでいるためには人は全力で働かなくてはいけないし、それ以外の時間を趣味に全力で充てないといけない。いけなくはない。

わたしが欲しいのは18:15からの平日の観劇をするための13:30からの休みではなく、もっと短い休みなのである。

N村

四半休ってよくない?

平日夜に観劇がある日、大体が18時台からのスタートだ。
半休では長い。

だが、わたしの考えた「四半休」ならどうだろう。16:30に退社すれば、ちょうどよく臨めるのではないだろうか。

もちろん、それはわたしだけに役立つ話ではない。

例えば、お子さんがいる人はちょっと早く帰れることでお迎えに行ける……ということがあるだろう。その他にも、平日18:30以降では難しいことやちょっと早く帰りたい用事なんていくらでもあるだろう。朝少し遅れて出社する……というのもいい。

そこでわたしはひらめいた。2時間ずつ……1日のうち四分の一を休める制度があればいいのでは?と。一年の四分の一を四半期っていうし、四半休なんていいんじゃないか。

N村

四半休制度が欲しい!

そうして、わたしはそれを社長との1on1ミーティングで伝えたのだ。

安江

ああ、いいんじゃない?
入れてみよっか。

N村

はっや、かっる

結果、その日のうちにテスト導入が決定した。
管理部の管理コストが増えるのでは……という問題はあったが、今のところ問題はなさそうである。

この、「きちんと意見を聴いてくれて」「さらに導入できそうであればかなりのスピード感で実行してくれる」という部分は、実際に社員が意見を言いやすい空気に繋がるのではないかな、と感じている。

四半休制度をテスト導入しました【福利厚生】
四半休制度について
 2019年6月11日四半休制度をテスト導入しました【福利厚生】

風通しの良い職場で、社員ができること

“風通しの良い職場”と言えそうな環境は十分に作られた、と思う。
では、社員はその環境でどう過ごしていくべきだろうか。

今それなりにいい環境があれば、あとはそれを享受してさえいればいい――と思う人もいるのかもしれない。

いや、もっと働きやすい環境を作って、よりよい仕事ができるようにしたい!と思う人もいるだろう。

これは別にどっちも間違いではないと思う。
会社によって、どういう社員を求めているかはきっと違うのだろう。

さて、わたしはさっき「理念/カルチャーの浸透」の章で、「向いてる方向が同じだと思えるからこそ生まれる、”風通しの良さ”ができたのではないかと思う。」と書いた。

ASUEでは社員がはっきり社長にだって意見を言う。
こうしたほうが会社がよりよくなるだろう、と思うことなら、みんなしっかり意見を表明できる社員ばかりである。

全員が大体同じ方向を向いて、「よりよい仕事をしたい」「会社をよりよくしたい」という想いだからこそ、風通し良く意見を交わし合える。
多少ぶつかったって、理念やカルチャーを理解して、同じような方向を向いていれば分かり合える。

一時期感じていた、社内の雰囲気のズレや違和感のようなものは今はもう感じていない。

社員一人の声だって、会社をよりよくするためにあげることができるのである。

それを躊躇いなくできるのが風通しの良い職場だし、ASUEはそういう会社でありたい。

そしてそれと同時に、一緒に会社をよりよくしようと思ってくれる人と働きたいなと思うのである。

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広報のN村

ASUE株式会社の広報担当・広報のN村。 2016年に彗星のごとく現れWebコーダーとして入社し、フロントエンドを担当した後、文才を見出され広報に異動する。業務中は大体鼻歌を歌っている。

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