ASUEではデザイン修正が少ない？ 差し戻しで疲弊しないクリエイティブ体制

こんにちは！ASUE株式会社広報のN村です。

今回は、インタビュアーとして名古屋を中心にWeb制作やUXを中心にデザインを通じた経営課題解決などを行うキイロデザインの梅田恵理子さん（通称：うめこさん）をお迎えして、ASUE株式会社制作課のお二人にお話をお聞きしました。

本記事では、ASUEの制作課の体制などに関する興味深いお話をしていただいております。

このお二人のTHE採用インタビュー！な、「入社のきっかけは？」などなどのお話は、同時公開の「Web広告代理店のデザイナー・ディレクターって実際どうなの？ ASUE制作課の二人に聞いてみた」にてご紹介しています。本記事だけでもお楽しみいただけますが、多少リンクしている部分もあるのでそちらも併せてご覧いただければ嬉しいです。

バナーデザインの差し戻しがほとんどない！？ ASUEのコミュニケーションの秘密

うめこさん：ASUEの「ココがすごい！」と思うポイント、ありますか？

尾田：メンバーがコミュニケーション上手なところです。バナー制作でマーケティングや営業チームとやりとりする際、調整が的確だと感じます。

うめこさん：具体的なエピソードはありますか？

尾田：「こんな感じで」「いい感じに」みたいな曖昧な依頼が少ないんです。バナー制作の依頼は、前月までの状況やヒアリング内容をもとにマーケティングチームが方針を決めた状態で来るので、必要な情報が揃っていて制作しやすいです。

うめこさん：それは制作者側として仕事しやすいですよね。前職では違ったのでしょうか？

尾田：打ち合わせが曖昧で、結局どうしたらいいか分からないことが多く、修正が頻発していました。「とりあえず」で作った結果、全修正になることもしばしばでした。

うめこさん：それは大変ですね……けど、想像できます。

尾田：はい。ASUEでは方向性がしっかり決まっているので、そんなことはほとんど起きません。

うめこさん：修正を減らすための工夫はあるんですか？

柴田：マーケティングや営業チームに「制作関連の話は方針を明確に」と伝えています。また、依頼用のフォーマットを決め、方針を明文化した上で依頼するフローにしています。

尾田：そのおかげで本当に助かってます（笑） 修正も軽微なものがほとんどです。

うめこさん：いいですね、こういう取り組みや体制はわたしも参考にしたいです。

LP制作はお客さんに寄り添った提案を チームの連携で「感動をとどける」仕事を

うめこさん：バナー制作時のフローについて伺いましたが、ランディングページ（以下LP）ではどのような流れですか？

柴田：先方から「LPをつくりたい！」という要望があれば、まず本当に必要か検討します。既存のものを改善した方が良い場合もありますね。

うめこさん：お客さんの状況に合わせて検討するんですね。

柴田：はい。ASUEのミッションが「感動をとどける」で、「お客さんからの希望があっても良くないことは良くない・必要ないことは必要ないと言おう」という考えは社内に浸透していると思います。予算や状況に応じて既存LPの一部改善や新規制作を検討します。制作課に相談が来たら、マーケティングチームや営業チームと商材を分析しながら方針を決めてスタートします。

うめこさん：広告運用だけの依頼でもLP提案をすることもありますか？

柴田：そうですね。広告運用だけのご依頼の場合でも、LPに課題ありだと判断すれば改善や新規制作の提案をする場合もありますね。

うめこさん：デザインの提案は商談時にされるのでしょうか？

柴田：過去の事例や参考サイトを使ってトンマナを確認する場合もあれば、一部を作って提案する場合もあります。

うめこさん：ワイヤーフレームやコピーはどうされてますか？

柴田：ワイヤーフレームはディレクターが作っています。今はディレクター兼デザイナーなので、そこから自分でやっています。コピーは支給の場合もあれば自分で作る場合もあります。LPの全体の方針や訴求内容等はマーケティングチームと連携して決めているので、そこをもとに作っていますね。

うめこさん：なるほど。ASUEさんではLPの制作の大部分を一気通貫で担当するんですね。

柴田：そうですね。コーディングは外部に依頼することも増えましたが、必要なら自分でやることもあります。

うめこさん：ASUEの制作で、ここがいいところだなと思うことはありますか？

柴田：マーケティングの知識が活かせるところです。制作、マーケ、営業が連携して進めるので、大幅修正がほとんどありません。

うめこさん：制作とマーケティングが連携しているのは代理店ならではですね。

柴田：制作だけで進めると行き詰まることがありますが、制作畑以外の第三者の視点も入るので助かります。

アウトプットや新ツールの導入にも積極的！挑戦したいと思える場所

うめこさん：では、続いてASUEでのやりがいや会社の魅力を教えてください。

尾田：新しいツールや情報を積極的に取り入れるところです。古い体制の会社だと導入に反対されることもありますが、ASUEは挑戦を後押ししてくれる雰囲気があります。

うめこさん：具体的に挑戦したことはありますか？

尾田：デザインにはAdobe系のツールしか使っていませんでしたが、最近はCanvaも使っています。非デザイナーでもデータを簡単にブラウザ上で修正できるので、営業資料など部署間で共有するデータに使うと便利です。

うめこさん：便利なツールが増えましたよね。

尾田：そうですね。ツールに関わらずデザイナーだからこその価値を発揮したいと思います。

うめこさん：続いて、社内でのアウトプットにはどんなものがありますか？

尾田：記事共有用のチャットや、情報共有ツールで広告運用やLP改善事例を公開しています。社内ルールや制度の情報もまとめられていて便利です。

うめこさん：社内の情報がしっかりまとめて蓄積されていると、あとから入社した方も情報を得やすくて良いですよね。

尾田：あとは主催しているでらマーケ勉強会の内容を、参加メンバーが社内共有してくれたりもします。わたしは毎回参加するのが難しいのでありがたいですね。

うめこさん：わたしも参加させていただいたことがあります。東京などからゲストをお呼びしてリアルで学べる機会をつくっていただき、とてもありがたいです。続いて柴田さんはいかがでしょうか。

柴田：個人の意見や裁量を尊重してもらえるところはやりがいを感じるところだと思います。メンバーに対しても基本的に「ダメ」と言わないですね。

うめこさん：柴田さんご自身もそういう自由な環境は仕事しやすいですか？

柴田：そうですね。例えば……週1日の出社日以外はリモートワークが中心で、自由にやらせてもらっています。

うめこさん：週の頭（※基本は月曜日）と月末の最終営業日が決まった出社日なんですよね。

柴田：そうです。自分で判断して進められる環境はありがたいです。

うめこさん：なるほど、ありがとうございます。柴田さんはもうASUEに入社されて10年以上とのことですが、ASUEの雰囲気は昔と今で変わりましたか？

柴田：入社当時はオフィスが本当にこのくらい（※インタビューを実施した10人用の会議室）の広さでした。社員同士の距離も物理的に近くて友達みたいに和気藹々としていたと思います。今もその空気は変わらないですが、オフィスが大きくなるにつれて人が増えたりルールができたりしながら会社らしい雰囲気になったと思います。

うめこさん：雰囲気を保ちながらも成長しているんですね。ありがとうございました。

「ダメって言わない。」制作課のマネジメント？ 気軽に相談できる空気作りも

うめこさん：制作課内の体制についてうかがいたいんですが、柴田さんがマネジメントで何か心掛けていることはありますか？

柴田：基本的に「ダメ」と言わないようにしています。デザインであれば、どういう意図でそうしたのか、どういうロジックで作ったのかをちゃんと本人の中であるのであればダメとは言いません。

うめこさん：社内での制作物のデザインなどのチェックはされないんですか？

柴田：相談には乗りますが、基本的にはチェックは挟んでないです。現状のメンバーがそれぞれ自走して、マーケと営業と連携しながら自分の担当プロジェクトを進めているので、プロジェクト内でマーケや営業が内容をチェックしています。僕も各プロジェクトのチャットには参加しているので見ていますが、OKが出ていれば基本的には口出ししないですね。

うめこさん：マーケティングチーム・営業チームとやりとりして、そこでOKならお客さまにも提出ということですね。制作会社だと上長や先輩が一回見てデザインの修正が社内で入って……という流れも多いと思うので結構特徴的ですよね。

柴田：そうですね。

うめこさん：みなさんそれぞれ自立して動いているということですよね。制作課内でやっている知識共有とか何かありますか？

尾田：制作関連の記事共有と、デザインお気軽相談チャットがあります。二案で悩んだときに「どっちがいいと思いますか？」や「ここをどう整理すれば良いだろう。」などデザインを投稿すると意見を求めるとみんながフィードバックをくれます。

うめこさん：それいいですね！1対1の相談よりも気楽にできると思うと、心理的安全性が保たれそうで……！ 相談しやすい空気作り、大切ですね。

ASUEの制作課に向いているのは「自走できる人」

うめこさん：どんな方がASUEの制作課に向いていらっしゃいますか？ 職種としてはディレクション・デザイン・実装も……と、制作業務がある程度マルチにできるというところだと思いますが、性質的にはどんな方でしょうか。

柴田：今まで制作課にいたメンバーの共通点は、没頭できる趣味を持っていることですね。制作はチームメンバーが少なく、社内で制作関連のなんでも屋なるので調べる能力が重要なことも多いんですよね。オタク気質寄りの方が経験上その能力が高かったなと。Web業界未経験でもWebリテラシーが高い人が多かったり、自分の作業をもくもくと進められたり。

うめこさん：多少わからないことがあっても自分で進めていける人、ってことですよね。確かに大事です。ちなみに柴田さんは何か熱中しているものってありますか？

柴田：ゲームとか、アクアリウムとか……。

うめこさん：尾田さんはなにかありますか？

尾田：わたしは子供産んでからはなくなっちゃいましたね。人生が子育てにシフトしちゃって。でも子育てが終わったらハマれるものがあったらいいなと思っています。

うめこさん：お子さんいらっしゃるとなかなか自分の趣味は難しいですよね。

尾田：そうですね。趣味ではないですが、子育て中なので、子供にどうやったら上手く動いてもらえるかを日々考えています。ディレクションやマネジメントのような仕事につながるスキルだな、と（笑）

うめこさん：たしかに！どうモチベーションを上げるか、とかマネジメントスキルが求められそうですよね。他にはこういう人がASUEに向いてると思うことってありますか？

尾田：やっぱり自分からいろいろ動ける人ですね。指示を待たずに自分から動いてできる人。お客さまや他部署と関わることも多いので、コミュニケーションもしっかり取れる人。

うめこさん：ありがとうございます！ まとめると「周囲をまきこみながら自走できる人」が向いてそうですね！

柴田 & 尾田：そうですね！

転職検討中の方への熱い！？メッセージ —— 転職を検討中の方はぜひASUEへ

うめこさん：では、転職を検討している方にASUEさんをおすすめする熱いメッセージをいただけたらと思います！

柴田 & 尾田：熱いメッセージ……

うめこさん：ぬるま湯くらいでも大丈夫です（笑）

柴田：コーヒーが飲み放題です！

うめこさん：（笑）

柴田：というのは冗談で（笑）仕事自体は忙しいことも多いですが、社内にデロンギのコーヒーマシンもあってコーヒーは飲み放題だったりデスクも広いしマッサージチェアもあったりとオフィスの居心地も良いので、しっかり働きたいけど変なところで疲弊してるっていう人は嬉しいんじゃないかなと思います。

うめこさん：本当に、オフィスの居心地良さそうですよね。

柴田：ランディングページ制作など、制作の中でも広告関連の内容が多いので、ロジカルに考えたり、数字を根拠にしたマーケティング目線のデザインをしたい or できるという方に来ていただけると嬉しいです。

尾田：個人的には、現在コーディングを社外に依頼することが多いので、このデザイン実装できる？という相談が社内で気軽にできると嬉しいなと思っています。入社直後は出社での勤務がメインですが、それ以降は週一の出社日以外は等級に応じてある程度リモートワークでの勤務も可能です。

柴田：僕もありがたくほとんど在宅で仕事してます（笑）

尾田：子育てしつつ時短で働けているので、そういう方でも問題なく働けるんじゃないでしょうか。

柴田：そうですね。産休・育休等でしばらく制作の現場を離れていた方でももちろん大丈夫です。

うめこさん：結婚や出産で辞められた方はわたしの結構周りにもいるので、いいですね！ 全体を通しての印象ですが、ASUEさんは直接話さなくても社内やプロジェクト内での情報開示・共有がしっかりされていそうだなと思ったので、そういうところにもやもやを感じている方はぜひぜひASUEさんに！

柴田 & 尾田：ありがとうございます！

まとめ

数値やロジックが共有されていることや、あいまいな指示や修正が少ないことで、クリエティブに力を注げる体制が整っていて、デザイナーさんにとっても魅力的なポイントが多いと感じました。

ASUEでは現在Webディレクター・Webデザイナー・Webコーダーの方を募集中です。名古屋でWeb制作のお仕事がしたい・マーケティング視点を持ったロジカルなデザインがしたい方などぜひぜひご応募お待ちしております！